命令できること
プログラミングという言葉が広く認知されるようになりました。しかし、それがどのようなことなのかを詳しく知る人はまだ少ないかもしれません。そこで、プログラミングでできることはどんなことなのかについて解説していきます。

プログラミングについて知ろう

プログラミングについて考える前に、プログラムとはどのようなものなのかについて理解しておきましょう。プログラムとは、コンピュータを動かすために出される「命令」です。インターネットで情報を検索するときも、プログラムで命令を出すことによって検索結果を得ることができています。プログラムは日常生活のさまざまなシーンで静かに動いています。電子レンジやテレビなどの家電製品も、すべてプログラムで次の動きを命令することによって便利に使うことができているのです。
プログラムを実行するためには、命令を伝えるためのツール命令を出す人が必要です。例えば、テレビをつけるためには、命令を伝えるためのリモコンとリモコンを操作する人の手が必要ということです。プログラミングとは、コンピュータを動かすための命令を作る作業のことをいいます。プログラミングを行う際は、プログラミング言語というコンピュータ専用の言語を使って命令を作っていきます。人間の世界にもさまざまな言語があるように、プログラミングの世界にもたくさんの言語が存在します。どのプログラミング言語を使うかは、作るものや扱うコンピュータによって使い分けなければなりません。
プログラミングによって与えられる4つの命令
プログラミングで与えられる命令は、大きく分けて4種類あります。1つ目は、「複雑な処理の制御」です。スマートフォンで情報を調べたいときは、知りたいことのキーワードを入力すれば瞬時に情報が表示されます。アラームをセットしておけば、セットした時間にきちんとアラームが鳴ります。ツールを使う人間にとってはごく簡単な操作ですが、その背景には複雑な処理をこなすためのプログラムが動いてくれているのです。
2つ目は、「処理の自動化」です。業務システムなどを使った繰り返し行われるような作業は、プログラミングによって自動化できます。自動化することによって入力ミスなどを防ぎ、業務を大幅に効率化させます。
3つ目は、「高速処理」です。データ解析をもし人間が行うとしたらいくら時間があっても足りませんが、プログラミングによってデータ解析を行うプログラムを作れば、高精度のデータ解析を瞬時に行えるようになります。
4つ目は、「遠隔処理」です。インターネットがあることによって、さまざまな遠隔操作が可能になりました。近年はIoTの成長が著しく、スマートフォンで家電製品を遠隔操作することも簡単に行えるようになっています。このように、プログラミングによって多くの複雑な動作や手間のかかる動作が簡略化されているのです。
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